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Tom Tom / Floor Tom - タムタム / フロアタムについて -

 

 Tom Tom(以下「タム」)やFloor Tom(以下「フロア・タム」)はいわゆる「太鼓」の原型ともいえるようなパーツで、音質的にも「いかにも太鼓」って感じの素直な音がします。(ってほとんど説明になってないけど…笑)
 普通、口径の異なる複数(数はドラマーの好みによってまちまち)のものを組み合わせて使います。
 フィルインやソロの時には大活躍しますが、フレーズパターンの中でもアクセントに使ったり、シンバルの代わりに刻んだりといった使われ方も珍しくありません。

Tom Tom


Floor Tom

構成パーツ


 基本的にはスネアとかわりありません。(ただし、スネアの特徴である「スナッピー」や「ストレーナ」は当然タムにはついてませんが)
(「Snare Drumについて」の「構成パーツ」の項参照)

 タムはタム・スタンドやバスドラム上のホルダーにセットするための「ブラケット」と呼ばれる金具が付いており、フロア・タムには床に置くための「レッグ(脚)」が付いています。

 ブラケット部分はもともとホルダー(クランプ)をシェル内部まで差し込んで固定する形が一般的でしたが、ホルダーを深く差し込むことで音質的な障害になるとの考えから、最近では各メーカーの上位モデルではシェルに穴をあけずに固定する方法が採用されています。

素材・サイズ

 基本的にスネアの素材とかわりありませんが、タムの場合スネアと異なり金属シェルは現在生産されていません。(昔はあったけど、今はどこのメーカーも作ってない…)(と思う…)

 タムのサイズは口径8インチ〜16インチのものがあり、フロアタムのサイズは口径14インチ〜18インチのものがあります。
 タムは同じ口径で2〜3種類の深さのものを用意しているメーカーが多く、浅胴のものはアタック音(叩いた瞬間の音)が強調され、深胴になると音質的にも深い音になりますが、深胴の場合、必然的に打面が高い位置にくることになりドラマーの体格やプレイスタイルによってはセッティングが難しくなることもあります。

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