たまにしか書かない日記

本当にたまにしか書かないです。すみませんねぇ…

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楽器店のSさん
今週に入って体調不良モードに突入中のkenです。

昔っから季節の変わり目のこの時期はお約束になってることだけど、この時期に体調を崩しやすいのは気温の変動に加えて気圧の変動もかなり影響してるらしいって話を聞きました。
気温の変化はかなりはっきりと体感できるけど、気圧ってあまり体感できないじゃないですかぁ。
それでも気圧が下がると体調を崩す人が多いらしく、自覚(意識)はできないけど身体のどこかは敏感(過敏)にその変化を受け止めて何かのバランスが崩れてしまうんでしょうかね。

まぁこの話、人からなんとなく聞いただけで実際のところどうなのかは不明だけど、月曜からの台風並の低気圧の通過に合わせるかのように今年はいきなり体調不良の波が押し寄せてきたことから、もしかして本当なのかも…と信じかけてるkenなのでした。

そんなわけで月曜の日中はそれでも「なんか体調悪いんですけどぉ」とボヤきつつも何とか普通に仕事をこなしたものの夜から本格的にグッタリきて、昨日(火曜)はもう朝から「今日は仕事休みます」と宣言して夕方まで寝て過ごしてました。
夕方になってそれまでずっとマナーモードにしたまま放置してた携帯をチェックすると新着メール4通と不在着信3件の通知。

もうそれだけで何だか嫌な予感…。
メールはまぁ普通だけど、日頃から携帯をあまり通話用に使ってないから不在着信がたまってる時は何かよっぽどの緊急事態が発生してることが多いから。

音楽仲間からの1通目のメールを読んで悪い予感が的中したことを知る。
ドラム講師時代にお世話になっていた楽器店のSさんが亡くなられたとの訃報。
2通目以降はお通夜や葬儀に関する連絡だった。

そもそも自分がヤマハの講師になったのは、20年ちょっと前にSさんに声をかけられたのがきっかけだった。
その頃は知り合いに頼まれてたまにアルバイト気分でやってるだけのドラムの仕事だったけど、ある日Sさんからヤマハの仕事を手伝って欲しいと電話があって1度引き受けたのがきっかけで、その後「どうせならヤマハの講師資格を取ってもらえたら今後何かと仕事を頼みやすいんだけど」と持ちかけられて、「はぁ、そういうもんっすか?」と成り行き的に講師試験を受けることになって(受験に必要な手続きも全部Sさんがやってくれて、自分はただ試験当日に会場に行って受験して帰ってきただけだった…)、そのまま以降20年に渡るヤマハ講師時代に突入することになったのでした。
その後もSさんはことあるごとにいろんな仕事を振ってくれて、自分みたいに営業能力の乏しい(…というか営業する気無し…の)ドラマーがレッスン以外にも演奏や制作まで各種ジャンルの音楽関連業務に関わってこれたのは、ひとえにSさんのおかげだったと言っても過言ではありません。

体調は最悪だったけど、とにかくお通夜に行かなきゃ…との思いにかられて、寝起きのパジャマから喪服に着替えてお通夜の会場に向かいました。
時間は少し過ぎてたから、会場はすでに少し落ち着いた雰囲気になっていました。
ちょっと前からSさんの具合がかなり悪そうなことは聞いていたこともあって、訃報を受け取った時も驚きやショックより「そうか…」と冷静に事実を受け入れられたつもりでいたけど、いざ祭壇に飾られた遺影のその元気な頃の笑顔(あの独特な笑い声まで聞こえてきそうな…)を目の当たりにすると不意にこみ上げるものがあって、手を合わせながら必死に涙を堪えてました。

Sさん、本当にお疲れさまでした。
Sさんにお世話になったことはずっと忘れないよ。

ken 2009/04/22 一般


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Sさんって、コンサートとかでお世話してくれたあのSさんですか?
よくアドバイスもらいましたし、よく怒られました。
つ 2009/04/22

途中で送信してしまいました。すみません。

ご冥福をお祈りします。
つ 2009/04/22

さっき、最期のお別れに行ってきました。
kenさんにきのう聞いてたとおり、遺影にやられました。
おねぃの人生の(いい方向への)転機を作ってくれたSさんは、
棺のなかで赤ちゃんのような顔で眠っていました。
遺影のような「えへへへ」って丸顔じゃなかったけど、
色白であどけない顔で、彼の純粋さが最期まで残ってる
感じでした。

たくさんの講師仲間(ドラムのO田先生とかK手さんもいたよ)と
哀しみを分かち合えてよかった。

安らかにお眠りください。
おねぃ 2009/04/22


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