たまにしか書かない日記

本当にたまにしか書かないです。すみませんねぇ…

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MIDIと生楽器
 今朝書いたばかりだけど、前のはあまりにも掲示板ネタだったから続けてもう一つ書くことにしました。
 昨日はMIDI教室の日だったんですが、今週は趣向を変えてドラム講座(MIDIじゃなくて生ドラムの)をしました。
 お金もらってMIDI教室をやっている身でありながらこぉいうことを言うのもアレなんだけど、やっぱどう考えてもMIDIよりもドラムの方が断然楽しいわぁ。(きっと生徒もそう思ったに違いない)
 確かにMIDIはいろいろと手軽に音楽を扱えるし音楽の勉強をするのにも適しているスグレ物ではあるんだけど、音と身体がシンクロしないって言うか、動きのともなった音じゃないあたりにすごくストレスを感じるんです。
 あたかも動きのともなった音であるかのようなデータ作りをすることは出来ますが、それはやっぱりシミュレートであり、動いた結果の音ではなく、動いた結果の音のような音なわけです。(「リアルタイムレコーディング」の場合は、いくらか動きのともなった音と言えなくもないですが)
 一方、ドラムに限らず生楽器は動かないことには音が出ないわけで、しかも必ず動きを直接反映した音が出る(反映した音しか出ない)わけだから、その音がいい音にせよ悪い音にせよそこには「奏者」と「音」を結びつける必然性があるといえます。
 といったような理屈をこねくりまわすまでもなく、生楽器の場合、スポーツに通じるような「単に身体を動かす快感」とか「意志で身体をコントロールする快感」とか「感情に流される快感」とかといったさまざまな快感の中に身を投じているわけで、やっぱ気持ち良さの点でどう考えてもMIDIに勝ち目はないとみた。(まぁMIDIにも「身体を動かさなくていい快感」とか「頭でデータをコントロールする快感」ってのもありますが)
 これまでずっと「ドラム教室」と「MIDI教室」を並行してやってて、特にそこらへんのことを意識したことはなかったんだけど(「ドラム教室とMIDI教室の違い」は「ドラム教室とギター教室の違い」くらいにしか意識してなかった)、今回MIDI教室の生徒に対してドラムのレッスンをしたことで、遅ればせながら今書いたようなことをまざまざと感じてしまったkenなのでした。(生徒の顔つきがMIDIの時とドラムの時とで全然違うんだもんね)
 以前から一応考えるには考えてた「MIDI教室とドラム教室の乗り入れプラン」をちゃんと考えてみる気になったよ。

ken Email 1996/11/07 音楽


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