どもご無沙汰してました。
前回書いたのが大晦日で「次は年明け早々には書きに来るつもり」とか書いてたくせに5ヶ月も放置で申し訳ないです〜。
Twitterなんかのお手軽ツールのおかげで日々の出来事をちょこちょこたれ流してるとなかなかブログに書こうかってネタが見つからないんですよ〜。
(まぁTwitterもfacebookもそれほど熱心にやってるわけでもないですけどね〜 ^^;)
で、いきなりですがガイガーカウンターを作ってみました。
ガイガーカウンターってのは例のアレです。放射線量を計るやつ。
実は今回の原発事故とは全く無関係に去年いろいろと変なアイテムにハマってた時期があってその時ガイガーカウンターも欲しいなぁって思っていろいろ物色してたんですが、結局その時は買わずじまいだったんですね。
ところが今回の事故をきっかけに、これはやっぱり買わねばと俄然購入意欲が高まってネットショップで注文しようとしたところ、国内のショップはどこも在庫切れだったり値段も去年2万円くらいだったのが2〜3倍にも値上がりしてたり、たまに在庫があっても10万円以上のボッタクリ価格がついてたり、といった状態になってました。
まぁもともとあまり台数が売れるもんじゃないから品数が少なくて多少値上がりするのはわかるけど、あまりにも足元見過ぎじゃないっすかぁ??
そこで海外のショッピングサイトを調べてみると価格的にはそこまでひどいことにはなってなかったけど、やはりこちらも品不足で納期に1〜2ヶ月かかるようでした。(もちろん日本からの大量注文による欠品のため)
そこで、以前買おうと思った時にも候補にあげてたガイガーカウンターの自作組み立てキットはどうかと調べてみると、国内のショップはやはり在庫切れだったり取扱い自体が中止になってるとこばかりだったけど海外(us)のサイトでは在庫があるところが見つかって値段もお手頃($80〜$200程度)だったから、もう迷うことなくさっくり注文しました。(最終的に注文したのは$125のやつ)
海外のショップでは日本への発送をしてくれないお店も多く、そんな時は荷物の転送業者に依頼することになるのですが、今回のショップは…と言うか今回調べて回った多くのショップでは「緊急時なので日本への発送にも対応します」とサイトに書かれててこの点は助かりました。(改めて「緊急事態なんだ」と思わされましたが…)
注文して10日程で届いた荷物がこちら。
ハードカバーの単行本くらいの大きさと厚さの小包でした。
小包の中はこんなふうにビニール袋に入ったパーツと説明資料が。
説明資料は当然英語だけど思いがけず詳しく親切に書いてあってちょっと驚いた。
(なんとなくアメリカってことでアバウトな説明しかないって先入観を持ってましたごめんなさい)
パーツを大雑把に仕分けたところ。
右側にある金色の棒状のものが放射線を検知するGM管(ガイガー・ミュラー管)。
こいつに放射線が当たると中で電子がはじけて計測される。
このキットでは定評のあるロシア製GM管が使われていたました♪
パーツ数と基板の密度から「完成まで大体1時間ってとこかな」と予想しつつさっそく工作に取り掛かる。
プリント基板に抵抗とコンデンサだけハンダ付けしたところ。
本当はこのあと段階ごとに写真を撮るつもりだったのに、工作に夢中になりすぎて完璧に写真撮るの忘れてた…。^^;
そんなわけで、いきなり一足飛びに全パーツを取り付け終わって見かけ上はほぼ完成したところ。
当初「1時間くらい?」と予想して作り始めたけど、実際始めて見ると「わ〜〜、、なんか昔と違ってなんだか手元がボンヤリしてよく見えないんですけど〜」って状況に陥って(汗;;)うまくハンダがのってるどうかわからず結構時間を食ってしまいました。(ちなみにここまでですでに2時間近くかかってます)
まぁそれはさておき、はやる気持ちを抑えつつ配線に間違いないことを確認していよいよスイッチON!
しかし…
全く何事も起きずシーーーーンと微動だにせず…w
むむむ、配線図と見比べてパーツの配置や極性は間違ってないのを確認済みだから、これはもうハンダ付けのミスしか無いはずってことで、よく見えない目と指先でハンダ付けの箇所を確認するといくつか怪しげなところが見つかってとりあえずやり直し。
これでよし!と再びスイッチON!
おーー。液晶パネルに数字(0が3つ)表示されてなんかスピーカーからカリカリって音が!
やったか!!と一瞬思ったけど、たまにカリカリって音はしてるけどそれが放射線を検知してる音なのか何かのノイズなのかわからない。(--;
しかもパネルの数字は0のままピクリとも動かないし基板上に5つあるLEDは1つも光ってないし。
これはもうオレの視力じゃ識別不能だってことで、今度は助手(会社の同僚w)にじっくりハンダ付けの箇所を見てもらうと「LSIのソケットのハンダ付けが軒並み怪し過ぎるし他にも微妙な箇所をいくつかハケーン!」と指摘され、結局それから1時間くらいかかってほとんど全部のハンダ付けをやり直したかw?ってくらいやり直して再びスイッチON〜!
おぉーーー!
今度はスピーカーのカリカリ音にあわせてLEDが点滅して液晶パネルの数字も増えてる!
バッチリ完成だ〜!
…というわけで、当初1時間くらい?と思ってたのが結局4時間以上かかってしまいましたが、晴れて完成したガイガーカウンターがこれ。
そこそこハンダ付けに慣れてて視力が良ければ(遠視じゃなければ…)普通に2時間もあれば完成すると思いますよ〜(^^;)
まぁしかし久々の電子工作はスゲェ楽しかった。
ちなみにここらへん(山口県)は福島の原発事故とは無関係に以前から放射線量の多いところで、いつ測っても 0.1〜0.2μSV/h くらいの結果が出て賑やかなものです。(※このキットで使用されているGM管のスペックリストより 132cpm ≒ 1μSV/h としての概算)