kenの大学の後輩で東京地検特捜部に勤めてるやつがいるんです。
東京地検特捜部って言ったら、もぉあの東京地検特捜部なわけで大きな事件のときにニュースなんかでお馴染みのあれです。(世間一般では「あぁ、大事件のときに大勢で段ボール箱を運んでる人たちだね」って認識が強いようです。kenの認識でもそんなもんですが‥‥笑)
そういう職場がある以上、そこに勤めてる人がいるのは当然で別に変なことじゃないんだけど、実際「東京地検特捜部で働いてます」なんて言われてもなんか妙な感じでさ、まるで「いやぁ、実は地球防衛軍で働いてんだよね」って言われたのと同じくらい何故か笑えると思わない?(そう感じたのはkenだけだろぉか‥‥)
筒井康隆の作品で「笑うな」というショートショート集があって(確か新潮文庫になってる)その中の表題作「笑うな」というショートショートがあるんだけど(これは多少内容がわかってても実際読んだらもっと面白いから主義に反して簡単にストーリーを紹介しよう)、ある発明家がたまたまタイムマシンを発明してしまい、それを友達のとこに行って報告しようとするんですね。ところがタイムマシンなんてSFとか漫画の中ではさんざん使い古されたネタなわけで、作った本人としては友達に笑われるのを警戒してなかなか切り出せず「いや、そ、それがとんでもない物を発明してしまったんだ‥‥」とかって言いづらそうにしてるんですね。で、友達に「何を発明したんだよ、はっきり言えよ」とかってせかされて「わ、わかったよ、言うよ。言うけど笑うなよ」「笑わないから、早く言えよ」「そ、それがさ、、、笑うなよ」「だから、何なんだよ」「じ、実はタイムマシンを‥‥はは、おかしいだろ‥‥」「いま、なんて言ったんだ?」「いや、だ、だから、その、タイムマシンを‥‥」「‥‥」「あ、今笑ったろ‥‥」(以下続く‥‥)
イカン‥‥、つい書きすぎた。でも、まだここから先ももっとあるからこのくらいは許してもらおう。
で、まぁ何が言いたかったかと言うと、「東京地検特捜部で働いてる」っていうのは「タイムマシンを発明した」って言うのと同じくらい、いかにそれが現実のことだとしても妙に笑いがこみ上げてくるたぐいの話と思わない?(と思うのはkenだけだろぉか‥‥)