二日連続でただの伝言板みたいなこと書いたから、今日は久々にお気に入りのコントを一つ書こう。(ちょっとだけH系)
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ある男が砂漠で道を見失ってここ数日さまよっていました。
幸い食料や飲み水は連れていたラクダにたっぷり用意してあったので、しばらくはひからびて死んでしまう心配はなさそうです。
食料や水がふんだんにあるせいか、その男はそういう状況にありながらもある時どうしようもなく女が欲しくなりました。
とは言え、ここは砂漠のど真ん中。見渡す限り自分とラクダ以外はただ砂の広野が広がっているばかり。女なんて望むべくもありません。
その時、男はふと連れているラクダがメスであったことを思い出しました。
この際ぜいたくは言ってられません。男はなんとか思いを遂げようとラクダに襲いかかりました。
ところがラクダとしてもその気が無いところにそんなことをされても嫌なものだから、脚をジタバタさせて必死の抵抗をします。
ギラギラと照りつける太陽のもと、男は汗みどろになりながらラクダに迫り続けましたがどうしてもうまくいきません。
その時です、男は遥か彼方の地平線に何か動く影が見えた気がしました。ラクダを襲うのは一時中断して様子をうかがっていると、どうやら何かがこちらに向かって近づいて来ているようです。
だんだん近づいて来る影をじっと目を凝らして見ると、どうやらそれは人間であることがわかりました。
ようやく自分たちのところにたどり着いたその人物を見て男は驚きました。なんとそれは疲れ切ってボロボロになっていながらもすごい美人であることがわかるほどの女性だったのです。
女は疲れ切った声で男に言いました。
「何日も前から道を見失ってさまよっています。食料や水も底をついてしまい喉が乾いて死にそうなんです。水を少しわけていただけませんか‥‥」
それを聞いて男は言いました。
「水はあるけど、これは自分にとっても大切なものだから、ただでわけてやるわけにはいかないな」
それを聞いて女は言いました。
「もし水をわけていただけたら、私はあなたの命令を何でもおききいたします」
男はそれを聞くと内心ニヤリとしながら、
「うーん‥‥、それじゃあ少し水をわけてやろう」
と言って、ラクダに積んであった水を女にわけてやりました。
男にもらった水を美味しそうに飲んでようやく一息付いた女は言いました。
「ありがとうございました。お約束どおりなんでも言うことをおききしますので、何なりとご命令下さい」
男はもはや嬉しさを隠しきれずニヤニヤしながら女に向かって言いました。
「それじゃ、悪いけどしばらくの間このラクダの脚をおさえておいてくれ」