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Drum Heads - ドラムヘッドについて - |
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ドラムヘッドとはシェルの打面(トップ)及び裏面(ボトム)に張られた皮のことですが、現在では本皮(カーフスキン)が使われることはまれで、さまざまな工夫を凝らしたプラスティック・フィルムのものが主流になっています。
ヘッドを交換することでドラムの音質は劇的に変化しますから(その変化はシェル交換の比ではない)、その選択にはドラマーの好みやプレイスタイル・演奏ジャンルがもろに反映されると言ってもいいでしょう。
構造
基本構造は円形の枠にプラスティック・フィルムが付いているだけですが、サウンドのニーズに応えるためさまざまな工夫が凝らされたヘッドが多数作られています。
ここではドラム・ヘッドのメーカーとしてトップシェアを誇るREMO社製のヘッドを例に、代表的なヘッドの構造と特徴を紹介しましょう。
名 称 |
外 見 |
説 明 |
CLEAR (クリア) |
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透明プラスティック・フィルムのヘッドで、現在のドラムヘッドの基本形。
癖のない明るく伸びのある音色で、全てのシェルで使われる。(厚めのものをトップに薄目のものをボトムに使うことが多い)
スネアのスナッピーの反応を良くするため極薄につくられたボトム専用バージョンは「SNARE SIDE(スネア・サイド)」という別名称になっている。
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COATED (コーティッド) |
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クリアの表面をコーディング加工したヘッドで、トップにもボトムにも使われる。
「クリア」よりマイルドな音色で、全てのシェルで普通に使われるが、特にスネアに使用しているドラマーは多い。(ブラシを使うドラマーには必須)
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PINSTRIPE (ピンストライプ) |
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薄い透明フィルムを2枚重ねたヘッド。
2枚のフィルムが互いに振動を打ち消しあうことで、よけいな倍音が抑制されたどっしりしたサウンドになる。
タムやバスドラのトップに使っているドラマーが多い。
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CS (シー・エス) |
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クリアの中心部分にドットを貼りつけたヘッド。
インパクトのあるアタック音が特徴。
タムやバスドラのトップに使っているドラマーが多い。
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この他にも、ピンストライプをコーティングした「PINSTRIPE COATED」や、CSをコーティングした「CS COATED」ピンストライプの中心にドットを貼り付けた「CS PINSTRIPE」など様々なバリエーションが用意されています。
サイズについて
ヘッドのサイズは直径(インチ)で表現され、厚さのバリエーションを持つものについては数値ではなくバリエーション名で抽象的に表現されています。
直径のバリエーションは、基本的にシェルの口径に対応するもの(6〜26インチ)が用意されていますが、一部のヘッドについては特定のサイズだけサポートされています。(バスドラム専用のヘッド等)
厚さのバリエーションは、特定のヘッドだけに用意されており(コーティッド、クリア等)、REMOの場合、厚めの「エンペラー」、普通の「アンバサダー」、薄めの「ディブロマット」の3種類があります。